平日は睡眠時間が十分に取れないから、休日に寝だめする…
という社会人、少なくないと思います。
寝だめはできる?
寝だめはできない?
実際のところ、どっちなのでしょうか。
今回は、寝だめについてまとめます。
寝だめは、睡眠負債を解消する
「睡眠負債」ということばをご存知でしょうか。
漢字を見て、なんとなく意味がイメージできるかと思います。
睡眠負債とは、読んで字のごとく「睡眠の負債」のことです。
例えば、毎日7時間の睡眠をとらないとダメな人が平日6時間睡眠を繰り返すと、毎日1時間ずつ「睡眠負債」が貯まっていきます。
睡眠負債は目には見えないですが、確実に貯まっていきます。
この睡眠負債が睡眠不足の元になるのですが、寝だめをすることで、この睡眠負債を一度リセットすることができます。
寝だめは、平日に取れなかった睡眠を休日にまとめて取るので、平日の睡眠負債を返済することができます。
過度な寝だめは、睡眠のリズムを崩す
一方で、過度な寝だめは睡眠のリズムを崩します。
健康的な睡眠のサイクルとしては「毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる」のが理想的ですから、できる限りイレギュラーな睡眠をとらない方がよいです。
その日の睡眠は、その日のうちに取るのが理想。睡眠のルーティンを回すのがよいです。
ところが、平日は睡眠時間が少なく、休日はたくさん寝るというサイクルとなると、
もちろん、寝不足がつづくのが一番よくないですから、休日の寝だめはよいことです。
睡眠を貯めるというより、返済するイメージ
【推奨】寝だめより、昼寝
もちろん、平日に取れなかった睡眠を休日にまとめて取るのもいいのですが、その日の睡眠はその日の内に取るべきです。
そこで、昼寝が推奨されます。
1時間のお昼休みがあるとすれば、ご飯を食べる時間を抜きにしても、30分は仮眠を取ることができます。
また、お昼寝でなくても、疲れを感じたときに仮眠を取ることが効果的です。
これは「多相睡眠」といって、夜の睡眠を含めて一日に複数の睡眠をとることで、心身ともに回復する効果があります。
こまめな休憩をとることが大切ということです。