理想の夜勤回数って、何回?【標準は、6回 or 7回】

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皆さんは、月の勤務の内、夜勤は何回くらいありますか?

理想的な月の夜勤回数って、何回くらいなのでしょうか?

この記事では、理想の夜勤 – 日勤の回数について考察していきます。

夜勤の回数って、どうやって決まる?

まず、前提として夜勤労働者の勤務時間は、どのようにして決まるか知ってますか?

それをもとに、夜勤の回数も調整されることになります。

勤務時間:当月の日勤の労働時間を基準として決まる
(例) 30日で終わる月で平日20日・土日10日なら、勤務時間は8×20で160時間
(例) 31日で終わる月で平日22日・土日9日なら、勤務時間は8×22で176時間

【ポイント①】月が30日で終わるのか、31日で終わるのか→ 31日終わりの月は30日終わりの月より8時間勤務が長くなるように調整される
(月 – 金日勤のサラリーマンからすれば「平日は仕事、土日は休み」という労働感覚なので、月が30日で終わるのか31日で終わるのかなんて気にしないポイントである。その点は夜勤労働者特有の感覚なのかもしれない。)

【ポイント②】祝日が何日あるのか (祝日1日につき、月の勤務時間は8時間減少する)

※参考:祝日年間カレンダー
1月:13日成人の日
2月:11日、24日
3月:20日
4月:29日昭和の日
5月:ゴールデンウイーク
6月:祝日なし ←ボーナスもらえるのがせめてもの救い
7月:23日海の日、24日スポーツの日
8月:10日山の日
9月:21日敬老の日、22日秋分の日
10月:祝日なし ←31日まであるし、もっとも過酷な月
11月:3日文化の日、23日勤労感謝の日
12月:年末休暇 (期間は会社による)

とくに連休となる年末年始(12月 – 1月)、ゴールデンウイーク(5月)、お盆(8月) は、連休中は勤務しないといけないことと引き換えに、それ以外の日程は休みだらけになるのでフィーバータイムです。

(連休中は、常日勤(夜勤のない人) たちが全員休みになる分、人手が不足するので勤務数は多くなる。その分を、連休以外の日程で休みにできるという仕組み)

 

月の勤務時間をもとに、各メンバーの勤務時間がほぼほぼ等しくなるように、日勤・夜勤を分配していきます。(日勤者をもとに計算された標準時間から±4時間が目安 ←誤差は小さいほどよい)

基準+4と基準-4では、8時間の開きがありますが、そこは我慢してもらうしかありません。(あとは、次月の勤務時間が少なくなるように調整する等)

 

以上が、勤務時間の算出方法です。

ここからは、夜勤 – 日勤の回数バランスについて、経験ベースで語っていきます。

月10回夜勤ってどうなの?

もちろん月の勤務時間にもよりますが、夜勤10回は、ほぼほぼ常夜勤の域ですね。(2交代制の夜勤の場合、1夜勤 = 16時間のことが多いので、16時間×10回 = 160時間です。月によっては基準が176時間の月もありますが、それでも辛うじて日勤が2回あるレベル)

体力面:夜勤大好きマンにとっては苦にならないかもしれませんが、そうでないならかなりハードな月になる。

勤務日数:1か月が30日 or 31日ある中で約10日の出勤になる (残りの20日は夜勤明け or 休み。夜勤明けを休みとカウントする人にとっては、20日も休みがある計算)

給与面:夜勤手当+深夜割増手当で相当なプラスになる
※ 夜勤手当→会社によるが、1夜勤3000円くらいが標準になるかと思われるので、3000円×10夜勤 = 3万円
(夜勤手当は会社が労働者に “任意で” 支給するものなので、支給なしの会社もアリ)
※ 深夜割増手当→23時 – 5時の間の勤務について加算される手当。該当時間の勤務で、給与が25%アップ。ベースの給与次第だが、10回だとざっくり2万円オーバー
(深夜割増手当は法律で定めがあるので、深夜労働をすれば必ず適用される)

通常の給与に合わせて、約5万円も多く支給されるのは、夜勤の強みをフルに使っているからこそです。(手取りが少なくても、夜勤手当+深夜割増手当で手元に入る給与がパワーアップされる)

月9回夜勤ってどうなの?

配分:日勤2日 – 夜勤9日 ※標準時間が160時間の場合

(ポイント) 夜勤が1回減るごとに、日勤が2日増える計算

月に2回ある日勤は、軽いイベントみたいな認識です。(←「たまには日勤もいいか」という気持ちになります)

夜行性で日勤よりむしろ夜勤の方が性に合ってるという人にとっては、かなりうれしいシフトなのではないでしょうか。

月8回夜勤ってどうなの?

配分:日勤4日 – 夜勤8日 ※標準時間が160時間の場合

 

月7回夜勤ってどうなの?

配分:日勤6日 – 夜勤7日 ※標準時間が160時間の場合

一般的な夜勤シフトの組み方①

日勤 – 夜勤でもっともバランスの取れた形の一つです。(日勤やや少なめ、夜勤やや多めのパターン)

 

★日勤→夜勤、夜勤→日勤の切り替えについて ★

夜勤を伴うシフトの場合、日勤と夜勤をぐるぐると回していくことになるので、日勤から夜勤、夜勤から日勤への切り替えのタイミングがあります。

そのタイミングでどういう過ごし方をすればいいのかについて。(日勤 – 夜勤 -明け – 休みの4日ワンセットを想定)

① 日勤→夜勤の切り替え
日勤:18時退勤。日勤終わりは次の日の夕方まで自由時間なので、どんなに夜更かししても遅刻することはないので、そこそこの夜更かしをする。(朝の6時とか7時までギリギリまで起きて、夜勤の出勤ギリギリまで寝ている人もいる)

夜勤前:朝9時くらいに普通に起き、昼過ぎまで過ごす。お昼ご飯を食べて15時くらいに1時間の仮眠。起きたらシャワー浴びて17時出勤。

②夜勤→日勤の切り替え
夜勤明け:明け→休みのシフトのため、実質2連休みたいなもの。ただし、16時間はたらくと意識は覚醒しているとはいえ、肉体的疲労は無視できないので、家に帰ったらさっさと寝る。お昼ご飯食べるときもあれば、食べずに寝るときもある。

休み:特段なし。ふつうに休みを過ごす。ただし、朝弱いこともあり、夜は次の日の日勤に備えて早めに寝る。

日勤連続

夜勤といいつつ、日勤が3日以上連続でくると、ちょっと疲れます。

日勤多め派の意見

夜勤多め派の意見
・明けを休みとカウントすれば、休みが多くなる (時間的自由度が高い)

必ずしも、夜勤を希望して夜勤ワーカーになっている訳ではないですからね。

ベストは日勤交互

日勤と夜勤をワンセットとし、キレイにシフトが作れると、日勤と夜勤は交互になります。

日勤 – 夜勤 – 明け – 休み

の繰り返し。

 

夜勤を減らされると困る!という声

金銭面にメリットを感じて、夜勤ワーカーをやっている人にとっては「夜勤を減らされる = 稼ぎが減る」に直結するので死活問題です。

夜勤1回あたり、夜勤手当3000円+夜勤割増手当(時給1500円としたとき、25%=475円×6時間=2250円)で約5000円も給与が変動します。

極端な話、夜勤7回から0回(常日勤) になった場合、3万5000円も給与がカットされるのと変わらないわけです。(見た感じ、そこまで考えている人は少なそうですが)

月6回夜勤ってどうなの?

配分:日勤8日 – 夜勤6日 ※標準時間が160時間の場合

一般的な夜勤シフトの組み方②

日勤 – 夜勤でもっともバランスの取れた形の一つです。(日勤やや多め、夜勤やや少なめのパターン)

月5回夜勤ってどうなの?

配分:日勤10日 – 夜勤5日 ※標準時間が160時間の場合

一般的な夜勤シフトの組み方③

月4回夜勤ってどうなの?

配分:日勤12日 – 夜勤4日 ※標準時間が160時間の場合

月3回夜勤ってどうなの?

配分:日勤14日 – 夜勤3日 ※標準時間が160時間の場合

月2回夜勤ってどうなの?

配分:日勤16日 – 夜勤2日 ※標準時間が160時間の場合

月1回夜勤ってどうなの?

配分:日勤18日 – 夜勤1日 ※標準時間が160時間の場合

もはや常日勤みたいなものですね。

月に1回ある夜勤は、軽いイベントみたいな意識になります。(←「あー、この日夜勤なんだ。めっちゃ久しぶりじゃん!」って気持ちになる)

まとめ

シフト作成者は、各個人の日勤 – 夜勤比率の好き・嫌いを知りたがっていることものなので、こまめにコミュニケーションを取って、お互いにとっていい輪番を作っていきたいですね。