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[/say]夜勤のIT保守運用の仕事って、よくもわるくもバイト感覚の職場になりやすいです。
極論、
誰でもできる + 服装ゆるめ + 自己に責任があるわけではない業務
(輪番でシフトを回していくので「この対応は〇〇が悪い!」ということにはほとんどならない。しいて言うなら、みんな悪い。)
のため、場所によってはフワフワしている人が多いです。
(それが必ずしも悪いとはいいませんが、社会人レベルとしては低いと言わざるを得ない、自分含めて)
ふつうの会社であれば、寝坊・遅刻なんて言語道断、無断欠勤なんてしようものなら会社内での居場所は消滅してしまう。だから、寝坊・遅刻・無断欠席にとても厳しいものですが、夜勤の職場での扱いはどうなのでしょうか。
本記事では、夜勤の寝坊・遅刻・無断欠勤について体験談ベースでまとめていきます。
【夜勤の悩み】日勤の寝坊が心配
夜勤の仕事をしていて不安に思うのは「日勤で寝坊してしまわないか…」ということです。
夜勤シフトは17時~18時に始まるのが一般的なので、夜勤に遅刻のリスクが少ないのですが、日勤シフトの寝坊がこわいですね。
(こう思いません?というより、こうなるのがふつう。夜勤の遅刻リスクの低さを考えれば、常日勤の職場に比べれば、はるかにたるんだことを言っているのは分かっている。でも不安です。朝に強い人なら別に気にならないかもしれないが、夜型人間にとって朝の早起きは至難。)
さらに、2交代制で4日ワンセット (日勤→夜勤→明け→休みのサイクル) の場合、日勤は休みの次の日に来ます。
「いっそのこと、常夜勤にしてくれ!」と内心思っている人もいることでしょう。
社会人の遅刻 (寝坊) って、信用のなくなる方がえぐいよね
仕事の習熟度が至らなかったとしても、一定限度においては
「個人のキャパって、人それぞれだから仕方ないよね。筋が悪い人は、急激に伸びるもんでもないもん。」
と思ってもらえるものですが、遅刻 (寝坊) をするとそれにもまして
「まじかよ。この人、平然と遅刻する人なんだ。」
という空気になります。
つまり、遅刻(寝坊) をするということは、仕事ができないことよりも重罪なのです。
遅刻(寝坊) したら、周囲からの印象わるくなるなんて当たり前ですが、冷静になって考えてみると、遅刻(寝坊) することによって失われる損失は、せいぜい遅刻(寝坊) して遅れた分の数十分から数時間だけに過ぎないのに対して、仕事が至らない場合の損失は、計測不可能なレベルで大きいこともあります。
(計測不可能だからこそ、なーなーで済まされるのかもしれません。)
それはなぜかと考えたときに、遅刻(寝坊) は個人のキャパとは別と考えられているのでしょう。
キャパは、簡単には増やせない。しかし、遅刻(寝坊) は時間管理の問題だから、限りなくゼロに近づけることができる。遅刻(寝坊) するなんてのは、社会人として最低限の基本行動もできていないということだ。
おおむね、このような認識なのでしょう。遅刻(寝坊) の場合、しないのが当たり前で「する / しない」の2択になるのも影響してそうです。
(仕事の習熟度に関しては「この人はここは弱いけど、ここは強い。」という具合に、誰から見ても明らかなものさしがある訳ではありません。一つでも突出した強みがあれば、そこからいい仕事をする可能性も大きいです。)
夜勤シフトの遅刻 (寝坊) って、どうなの?
さて本題に戻りますが、夜勤シフトの遅刻は結論「ほかの固い会社に比べると、かなりゆるい」です。
どれくらいゆるいかと言えば、遅刻するのが笑い話でごまかされることがあるくらいのゆるさです。
(例) 遅刻した同僚がいました。
【状況】日勤朝に20分遅刻
【理由】駅で迷子になって遅刻
彼は、あまり反省した様子はなく、むしろ遅刻を話のタネに生き生きと話していましたが、厳しい会社であればこういうことは絶対にないでしょう。(夜勤どうこうというより、職場の雰囲気の問題もあります)
また、別の人の遅刻ケースで言えば、出勤時間にちょうど起きた(←この時点で遅刻)としても、少し小言を言われるくらいで怒られるという印象はありませんでした。(仲がいいのはいいことなのですが、この辺甘くし出すと際限なくなるよね。)
この経験からの学びですが、その組織の空気感って、そこにいるメンバーの雰囲気に大きく影響を受けますね。
怒るのが得意でない人・ハッキリとした物言いができない人が多数を占める組織では、たとえ遅刻 (寝坊) したとしても、怒られる度合いは弱いという結果になります。
(人事評価上、どういう評価がなされているかは不明ですが。まさかカウントされていることはないと思います。)
バカらしくなる
現場に配属されて、はじめて遅刻してしまったとき、遅刻 (寝坊) をして、めちゃめちゃ焦ってすごく反省したのを覚えています。
出勤時にリーダーの席のところに行って謝罪し、苦言をもらったことも覚えています。ただ、遅刻 (寝坊) なんてのは、自分が100悪いので、どんなお叱りのことばも受け入れる覚悟でしたが、そんなに強く叱責されることはありませんでした。
さらに言えば、その後自らが遅刻したことはありませんが、遅刻(寝坊) してくる人がいたときも、周囲の人はケロッとしており「いや~、遅れちゃいました。すんません。」くらいの空気感だったので、周囲のそういった立ち振る舞いを見て、遅刻(寝坊) で焦るのがバカらしくなってしまった自分がいます。
(もちろん、遅刻(寝坊) はしませんが「あー、遅刻(寝坊) しても大して怒られないんだ。そういうところ甘いよな。そういう基本的なところの甘さから、色々な抜け感ができているんだろうな。」という考察はありました。)
夜勤の遅刻
上記で述べてきたのは「夜勤シフトの日勤のときに遅刻するケース」です。
一方、夜勤シフトの夜勤のときに遅刻するケースはどうなのでしょうか。
結論、シフト間違いにより、遅刻が発生します。
勤務開始が17時や18時ということもあり、寝坊をするような時間でもない (昼寝で寝過ごしたら分かりませんが、、) ので、夜勤の遅刻はほとんどないのですが、ごくまれにシフト間違いにより、遅刻が発生します。
休みだと思っていたら、夜勤だったというパターンです。
こういう時は、本人は休みだと思っているので、出勤しなければいけないことに気付く術がありません。
どこで間違いに気付くかと言えば、勤務時間になったタイミングです。
勤務時間になってもその人が出勤してこなければ、その時点ではじめて日勤のシフトリーダーからショートメッセージが飛ぶので、そこでシフトの勘違いが判明します。
(職場の近くに住んでいれば、割に早く到着しますし、2時間とかかかるところだと大分時間かかります。)
突発休という形で “実質無断欠勤” が起こる職場。それが夜勤
これ、夜勤特有かと思いますが「それ、ほぼほぼ無断欠勤では?」と思うのが、当日朝にある突発休です。
突発休とは、事前の通知なく、突発的に休みが出ることです。
(例) 朝「風邪引いたので休みます」「体調が優れないので休みます」と連絡がくる等
【突発休はなぜ起こるのか?】
シフト制勤務のため、有給の取得が場合によってはできる時とできない時があるためです。具体的に言えば、既存メンバーが辞めるなどしてメンバーが足りていない時は、残されたメンバーで回していかなくてはいけないため、有給が余りはじめる時期があります。その余った有給が、メンバーが潤ってきたところで精算されていくという仕組み。
予告突発休もあるよ
突発休は、事前に予告されることもあります。
どういうことかと言うと「〇日はメンバーが4人もいるから、1人くらい休んでも十分に余力がある。だから、私休みますね。」とメンバー内で情報が共有されることです。(「なんやねん、それ」と思うかもしれませんが、実際にあります。)
正面から無断欠勤する、ヤバいヤツもたまにいるよ
一見、ちゃんとしてそうな人でも、結構バグっていて、無断欠勤を境にそのままフェードアウトしたいった例はありました。
IT夜勤の職場ですと、ほんとうに色々なところから転職してくるので、一定比率でやばい人も入ってきます。
(例) From パン屋さん、学校の先生、吉野家の店長、バンドのボーカル、掃除屋さん、浄水場の研究員、営業職等
※ From だけじゃなくて、Toも色々な業界だけどね
もちろん、前職がITではないからといってIT保守運用の業務において、パフォーマンスが発揮できないという訳ではないです。ただ、他の仕事に比べて、来る人間のバックグラウンドに幅が大きいのかなと、漠然と思うことがあります。
ちなみに、その人は前職が陸上自衛隊の所属だったようです。(よくそんな責任感で自衛隊がつとまったなーと思いましたね。)
【まとめ】
・IT夜勤の遅刻 (寝坊) は、現場によってはめちゃめちゃゆるい。それは、そこにいる人による。
・実質無断欠勤と変わらない突発休は、夜勤の仕事ならでは?
※ 予告突発休なんてのもあって、ちょっと笑ってしまいたくなるけど、繁忙期 or 閑散期で有給の取りやすさにムラのある現場では仕方のないことかもしれない。